給湯器の選び方!種類が多すぎる給湯器を徹底解説!

目次

給湯器は「機能」組み合わせなので必要な機能を整理しよう。

給湯器はごちゃごちゃした品番や号数やオートやフルオート、エコジョーズや熱源機付きなど専門的な名前ばかりがついてよくわからないなと思っていませんか?

しかしながら、給湯器はそれぞれの機能の組み合わせがあるだけなので、どのような機能があるかを理解するだけでどの商品を選べばいいのか明確になると思います。

「エコジョーズ」と「従来型」

現在の給湯器を大きく二つに分けると「エコキュート」と「従来型」の二つに分類されます。

最初に結論を言ってしまうと、条件的に「エコジョーズ」をつけられる場合は迷わずエコジョーズを選択することをお勧めします!

理由はエコジョーズと従来型の差額分は光熱費コストの差額で2年もあれば十分に回収できてしまうほどガス代を節約することができるからです。

給湯器の交換目安は10年で設定されていることが多いので従来型を選択してしまうとエコジョーズを選んでいた場合と比べて約18万円もガス代を払うことになるので給湯器が交換できてしまうほどの金額になります。

●年間給湯負荷18.3GJ(給湯16.6GJ、おいだき1.7GJ)平成28年省エネルギー基準に準拠した「エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)Ver.2.3.1」による
●ガス料金/LPガス:5.1円/MJ(日本ガス石油機器工業会が定めるガス料金の目安より) 石油情報センター平成27年度月次平均価格(50m3)データの単純平均より算出
●当社従来品RUF-V2400AWとの比較
●エコジョーズを設置の際には、ドレン配管工事が必要となります

【注意!】エコジョーズは排水が必要なので取り付け出来ない可能性がある

右の絵を見てもらうとわかりやすいのですが、熱交換をした後の部分に「ドレン中和期」「ドレン排水」というワードが見受けられると思います。

エコジョーズは排気熱を使って給湯器内で熱交換を行うため、水となった水蒸気を排水する必要があります。そのため従来型とは違い排水ドレンの設置が必要となります。

戸建では雨水の雨樋などと接続するなどで対策が取れますがマンションなどでは排水することができないためエコジョーズが設置できないことがあります。

「給湯専用」と「ガスふろ給湯器」と「熱源機付給湯器」の3つの種類をチェック!

一般住宅で使われている給湯器は大きく分けると3つの種類に分類することができます。

①ガス給湯専用機

1つ目は「ガス給湯専用機」です。

名前の通り、給湯を専門とする給湯器で風呂、キッチン、洗面化粧室など家の水道に湯を供給します。

一般的に循環させることを考えていないので一方通行での供給となり「追い炊き」はできません。

給湯専用機がついている場合には洗い場だけでなく浴槽側にも蛇口がついていることが多くみられます。

一般的に自動湯はりができないと誤解されがちですが、追い炊きはできませんが自動湯はりができるタイプもあります。

②ガスふろ給湯器

2つ目は「ガスふろ給湯器」です。

現在では最もポピュラーな形であり、住宅についている半数以上はこのタイプの給湯器がついています。

特徴は水を循環させることで追い炊きをすることができますので、給湯専用よりも風呂場での利便性が向上した給湯器になります。

今使っているお風呂が追い炊きができるようでしたら循環ができるタイプを選ぶ必要があります。

③ガス給湯暖房用熱源機付給湯器

3つ目は「ガス給湯暖房用熱源機」です。

通常のガスふろ給湯器に暖房用の機能がプラスされた種類です。

ガスを使った床暖房ガスの浴室暖房乾燥機などがある場合はこのタイプを選ぶ必要があります。

通常キャンペーン価格などで出ているものはガスふろ給湯器のため、それくらいの価格で交換できると思っていたら1暖房用熱源機が必要で10万円ほど高くなってしまったというケースも見られます。

「号数」は作れるお湯の量!一度に使用する量を目安に決めよう!

給湯器が供給できるお湯の量は「号数」という単位で表されます。

一般家庭で使われる号数は4つに分かれており、「10号」「16号」「20号」「24号」であることがほとんどです。

号数は水温+25度のお湯が1分間に出る量(L)が数字の目安になり、一分間に20Lのお湯をだれるものが20号ということになります。

号数のポイントは「同時にどれだけのお湯が必要な生活をしているか」です。

例えば一人暮らしでは16号の給湯器があれば十分とされていますが、毎日お風呂のお湯をためている間にキッチンで洗い物をする習慣がある場合には一人暮らしであっても20号の給湯器があった方が安心です。

一方で、二人暮らしでも同時にお湯を使うことが少ないのであれば16号でも十分な場合もあります。

私たちは余裕があれば24号の給湯器、少なくとも20号の給湯器をつけることをお勧めしています。

大は小を兼ねるとよく言いますが、給湯器はまさにその通りです。

サイズが大きくても固定維持費が大きくなることはなく、一番のネックである本体価格も20号から24号にしても1万円くらいの違いしかありません。

しかし、いざ使ってみてお湯の量が足りないとなったときには交換の場合は再度本体代金と交換工事費がかかりますし壊れるまでは我慢しようと思っても給湯器は10年ほどは壊れないことがほとんどです。

もう一つ大きなものにしておけばよかったという後悔の声はよく聞きますが、小さくすればよかったという話は聞いたことがありません。

オートとフルオートはどっちがいいの?

給湯器を選ぶうえで一番よく聞かれるのは「結局フルオートとオートって何が違うの?どっちにすればいいの?」ということです。

ここも結論から言うと「オート」があれば困ることがないので「オートを選べば大丈夫」です。

標準で必要な機能はすべて「オート」に含まれており、「フルオート」は「オート」に贅沢機能が追加されたものだと考えていただくと分かりやすいと思います。その贅沢機能は大きく3つです。

①おいだき配管自動洗浄

②自動たし湯

 ③入浴検知による自動沸きあげ

どれもなくても困るものではありませんが、追加機能としてはとても魅力的な性能です。

まとめ

給湯器はごちゃごちゃした品番や号数やオートやフルオート、エコジョーズや熱源機付きなど専門的な名前ばかりがついてよくわからないなと思っていませんか?

しかしながら、給湯器はそれぞれの機能の組み合わせがあるだけなので、どのような機能があるかを理解するだけでどの商品を選べばいいのか明確になると思います。

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